プロポーズのバラが長持ちしにくい理由
同じバラであっても、使われた品種や育った環境によって花持ちは変わります。しかし多くの場合、下記のようなことが原因で花が早くしおれてしまいます。
- 水切れ
バラは水分をしっかり吸収できていないと、花びらがすぐにしおれてしまいます。茎が詰まっている・水を交換していないなどの理由で、水の吸い上げがうまくいかないケースもあります。 - 温度や湿度の高さ
バラは高温多湿を苦手とする品種が多いため、暖房の効いた部屋や直射日光が当たる場所に長時間置いておくと早く傷んでしまうことがあります。 - 雑菌の繁殖
水の交換が少ないと、花瓶の中で雑菌が増えやすくなります。雑菌が茎の導管を塞ぐことで、水分や栄養が行き届かなくなり、花が元気を失いやすくなります。
プロポーズのバラを長持ちさせるための基本ポイント
ここからは、花瓶にいけるときに気をつけておきたいポイントを順に解説します。日々の小さな工夫が、プロポーズのバラを長持ちさせるカギです。
1. 花瓶の水を清潔に保つ
- 毎日水を交換する
花瓶の水を常に清潔にしておくと、雑菌の発生を抑えられます。特に気温の高い季節は、バクテリアの繁殖が早いのでこまめに水を取り替えましょう。 - 花瓶も洗う
水だけではなく、花瓶自体にもぬめりや汚れが付着します。新しく水を入れる前に花瓶を洗い、雑菌を取り除いておくとより花持ちが良くなります。
2. 茎を斜めに切り戻す
- 斜めカットで吸水面積を確保
茎を水に浸ける部分は、切り口を斜めにすると断面が広くなり、水を多く取り込めるようになります。 - 切り戻しのタイミング
最初に花瓶へいけるときだけでなく、数日たって水あげが悪くなってきたと感じる場合も、少しだけ茎を切り戻すと効果的です。
3. 花瓶の置き場所を選ぶ
- 直射日光を避ける
日当たりがよすぎる場所に置くと、バラの温度が上がりやすくなり、花びらがしおれてしまう原因になります。 - 冷暖房の風が当たらない場所
エアコンや暖房器具の風が直接当たると急激に乾燥する場合があります。なるべくエアコンの風が届きにくい位置に花瓶を置きましょう。
4. 副資材を活用する
- 延命剤の使用
花屋さんやホームセンターで手に入る延命剤を使うと、適度な栄養補給と雑菌の繁殖防止を同時に行えるため、花持ちの向上が期待できます。 - 漂白剤を少量加える
微量の漂白剤を水に混ぜることで、雑菌の増殖を抑えられるともいわれています。ただし入れすぎると逆効果なので、数滴にとどめましょう。
バラを飾り続けるだけじゃない!プロポーズの思い出をもっと長持ちさせる方法
花瓶にいけて楽しむのが一般的ですが、さらに長期にわたって思い出を残す手段として、バラを加工してオブジェクト化する方法もあります。
- ドライフラワー
自宅でも簡単にチャレンジできる方法です。逆さにつるして乾燥させたり、シリカゲルを使って立体的に乾燥させたりすると、長期間飾っておけるオブジェとして楽しめます。 - プリザーブドフラワー
特殊な溶液を使って花の水分を抜き、着色・保湿加工を施す方法です。生花に近い柔らかさが残り、長期間その色合いと質感を保つことができます。 - 樹脂封入
エポキシ樹脂などの透明な素材の中に花を閉じ込める方法。存在感があり、インテリアとしても映えるため、特別な想い出をオブジェ化するのに適しています。
「Auno flower」では、プロポーズのバラをはじめとした記念の花々をプリザーブドフラワーやドライフラワーに加工し、オブジェとして保管するサービスを行っています。花瓶で飾る期間を存分に楽しんだあとでも、選択肢のひとつとして検討してみると良いかもしれません。
まとめ
プロポーズのバラを長持ちさせるためには、清潔な水と花瓶の管理、茎の切り戻し、温度や湿度のコントロールといった小さな工夫の積み重ねが大切です。花瓶でゆったりと楽しみつつ、その後も記念としてずっと残しておきたいと考えるなら、プリザーブドフラワーやドライフラワー加工などの方法があります。
何よりも大切なのは、プロポーズのバラに込められた想いをいつまでも大事にすること。生花の美しさを一日でも長く保ちながら、必要に応じて加工を検討し、「プロポーズのバラ 長持ち」の願いをしっかりと叶えてください。素敵な花のある暮らしが、より豊かな思い出を紡いでくれるはずです。
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